シェルスクリプトマガジン

第17回 ネットワークの可用性を高める(チーミング)

チーミングを機能させる

以上で設定は完了です。チーミングを機能させるにはネットワークの再起動が必要です。次のコマンドを実行してください。

リモートからサーバーにアクセスしている場合、コマンド実行中にネットワークが切れるので、

を実行してシステムを再起動することでネットワークを再起動します。
最後に、チーミングがうまく機能しているかを確認します。「ip a」コマンドを実行してください。

チーミングが正しく機能していれば、「7: bond0」項目の「inet」にIPアドレス(ここでは「192.168.10.5)のように表示されます。bond0がマスターのネットワークインタフェースとして、結び付けられたスレーブのネットワークインタフェースを利用してアクセスしています。

次回は

今回はチーミングの設定方法を紹介しました。どれかのネットワークインタフェースのケーブルを抜いても通信できることを確認しておくとよいでしょう。なお、ここではマスターのインタフェースに対してDHCPサーバーからネットワーク設定を取得するようにしましたが、通常のネットワークインタフェースと同じように固定IPアドレスも設定できます。
次回は、各種ログの収集方法を紹介します。

written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)