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第17回 ネットワークの可用性を高める(チーミング)

チーミングを有効にする

チーミングを有効にするには、まずLinuxの核となるカーネルに「bonding」ドライバを組み込みます。「nano」などのテキストエディタで「/etc/modules」ファイルを開き、末尾に「bonding」の1行を追記します。

念のため、システムを再起動してもbondingドライバが組み込まれていることを確認します。次のコマンドを実行し、システムを再起動します。

ログインした後で、カーネルに組み込まれたドライバやモジュールを確認する「lsmod」コマンドと、特定の文字列が含まれる行を検索する「grep」コマンドを、

のように実行します。「bonding」を含む行が表示されればOKです。

ネットワークインタフェースのデバイス名を調べる

チーミングを設定するために、三つのネットワークインタフェースのデバイス名を調べます。次のコマンドを実行してください。

この例では「lo」「enp0s3」「enp0s8」「enp0s9」「bond0」という五つのデバイスファイル名が表示されています。loは折り返し通信のテストなどに使われる「ループバックインタフェース」、bond0はチーミングしたときの「マスター」のデバイス名です。これが以外のenp0s3、enp0s8、enp0s9が、実際のネットワークインタフェースのデバイス名になります。