Postfixのインストールと、Gmailへのリレー設定が完了したので、Gmailサービスの認証設定を追加します。まず、
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$ sudo nano /etc/postfix/sasl/password |
を実行し、nanoエディタで宛先(リレーサーバー)、ユーザー名とパスワードを記したファイルを新規に作成します。ファイル名や保存場所は任意で構いません。ここでは「/etc/postfix/sasl/password」としました。nanoエディタが開いたら、次の1行を書き込んで保存します。Gmailアドレスとパスワードは、自分のものに書き換えてください。
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[smtp.gmail.com]:587 <span style="color: #0000ff;">Gmailアドレス</span>:<span style="color: #0000ff;">パスワード </span> |
ファイル作成後に、rootユーザー以外が読み書きできないように設定します。
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$ sudo chmod 600 /etc/postfix/sasl/password |
このファイルから「postmap」コマンドでPostfixが参照するデータベース(ここでは「password.db」)を作成します。
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$ cd /etc/postfix/sasl $ sudo postmap password |
最後にPostfixの設定ファイル(/etc/postfix/main.cf)の末尾に、次の認証設定を追記します。
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smtp_tls_security_level = may smtp_sasl_auth_enable = yes smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl/password smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous |
Postfixを再起動して、今までの設定を反映します。
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$ sudo systemctl restart postfix |