WordPressは、Ubuntuの標準パッケージとして提供されていますが、ここでは最新版をソースコードから導入します。まずは次の「wget」コマンドで、WordPressのアーカイブファイル(latest.zip)をホームディレクトリー内にダウンロードします。
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$ cd ← ホームディレクトリーに移動 $ wget https://wordpress.org/latest.zip |
WordPressのすべてのコンテンツをMariaDB内に保存します。そのためのデータベースを次のコマンドで作成します。ここでは「wordpress」というデータベースを作成しました。
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$ sudo mysqladmin create wordpress |
このwordpressデータベースには、MariaDBの管理者(rootユーザー)しかアクセスできません。Webブラウザーから管理や投稿ができるように、wordpressデータベースを操作するためのユーザーを作成して、そのユーザーにすべての権限を与えます。
まずはmysqlコマンドを、
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$ sudo mysql wordpress (略) MariaDB [wordpress]> |
のように実行してwordpressデータベースに接続します。接続できたら、次の三つのSQL文で操作ユーザーの作成と、権限の設定を実施します。ここでは、操作ユーザーを「blogdbadmin」、そのユーザーのパスワードを「password」として、すべての操作権限を与えました。
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> create user blogdbadmin identified by 'password'; > grant all on wordpress.* to blogdbadmin; > flush privileges; |
最後に、「quit」コマンドでwordpressデータベースとの接続を終了します。
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> quit |