ユーザーの登録は完了しましたが、サーバー管理者がユーザーのパスワードを知っている状態では問題があります。「chage」コマンドを使って、初回ログイン時にユーザーが自分のパスワードを変更させるように設定します。次のように、chageコマンドにユーザー名(ここでは「jiro」)を指定して実行します。
1 |
$ sudo chage -d 0 jiro |
chageは、ユーザーパスワードの有効期限を変更するコマンドです。「-d」オプションに、パスワード変更までの猶予期間を指定します。「0」を指定すると、すぐにパスワードを変更しなければいけない状態になります。
以下がユーザーがログインしたときのメッセージです。
1 2 3 4 |
WARNING: Your password has expired. You must change your password now and login again! jiro 用にパスワードを変更中 現在の UNIX パスワード: |
管理者から通知された初期パスワードを入力し、「新しい UNIX パスワードを入力してください:」「新しい UNIX パスワードを再入力してください:」のどちらにも任意の新しいパスワードを入力します。リモートアクセスの場合、いったん接続が切れます。再度、リモートからアクセスするときは新しいパスワードを使います。