6行目の「新しい UNIX パスワードを入力してください:」で停止しています。ここに任意のパスワードを入力し、[Enter]キーを押します。なお、入力したパスワードは表示されません。
ここで入力したものがユーザーの初期パスワードになります。任意のパスワードは何でも構いませんが、できるだけ推測しにくいものを設定します。もし、思いつかなかったら、パスワードを自動生成するコマンドを使います。「pwgen」や「mkpasswd」などいくつかあります。pwgenコマンドの使い方は、後半で説明します。
パスワードを入力し終えると、次のメッセージが表示されます。確認用なので、同じパスワードを入力して[Enter]キーを押します。
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新しい UNIX パスワードを再入力してください: |
パスワードの設定に成功したら「passwd: password updated successfully」のメッセージが表示されます。
続けて、ユーザー情報を入力します。ここからの情報は必須ではないので、必要なものだけを入力してください。「Full Name []:」にはアルファベットで自分の氏名を、「Room Number []:」「Work Phone []:」「Home Phone []:」にはそれぞれ部屋番号、会社の電話番号、自宅の電話番号です。企業なら、内線番号と携帯電話番号といった本人との連絡が取れる番号を入れておくのがよいでしょう。「Other []:」には、そのほかに登録しておきたい情報があれば入力します。「以上で正しいですか? [Y/n]」が表示されたら、入力した内容が正しければ[Enter]キーを押します。
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Changing the user information for jiro Enter the new value, or press ENTER for the default Full Name []: Jiro USP Room Number []: ← 不要な場合はそのまま[Enter]キーを押す Work Phone []: 03-1234-5678 Home Phone []: 090-9876-5432 Other []: 以上で正しいですか? [Y/n] |
これでユーザーが登録されました。