データの削除には「delete」のSQLを使います。deleteの書式は、次のようになります。「where 条件式」を省略すると、テーブル内の全データが削除されます。
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delete from テーブル名 where 条件式 |
それでは、遠藤さんのデータだけを削除してみましょう。次のようにdelete文を実行します。
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> delete from roster where name='遠藤'; |
削除されたかどうかを確認します。次のように、select文でテーブル内のすべてのデータを表示します。
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> select * from roster; +--------+--------+--------------+------+ | number | name | kana | age | +--------+--------+--------------+------+ | 1 | 山田 | ヤマダ | 25 | | 2 | 佐藤 | サトウ | 30 | | 4 | 高橋 | タカハシ | 36 | | 5 | 田中 | タナカ | 28 | +--------+--------+--------------+------+ |
「| 3 | 遠藤 | エンドウ | 41 |」の行がなくなっています。
今回は、MariaDBにデータを挿入して、検索と更新、削除を実施しました。これで一通りデータベースを操作できます。次回は、MariaDBに対しての操作権限について説明します。