インストールが完了したら、MySQLと同じように利用できます。サーバープログラムは「mysqld」であり、設定ファイルは「/etc/mysql」フォルダー内に格納されています。MySQLのクライアントである「mysql」コマンドや、管理用の「mysqladmin」コマンドなども使えます。
mysqlコマンドからMariaDBにアクセスするには、次のコマンドを実行します。MySQLではインストール時に管理者パスワードを設定しますが、MariaDBではそのパスワードが設定されていません。システム管理者(rootユーザー)で、mysqlコマンドを実行すればそのままMariaDBにアクセスできます。
1 |
$ sudo mysql |
「[sudo] taro のパスワード:」のように表示されたら、自分のパスワードを入力します。これで、MariaDBにアクセスできます(図3)。
「MariaDB [(none)]>」はプロンプトです。ここへはLinuxコマンドではなく、データベース問い合わせ言語「SQL」やMySQLコマンドを入力します。SQLは、「リレーショナル」という種類のDBMSの標準言語ですが、文法はDBMSのソフトウエアによって少し異なります。