シェルスクリプトマガジン

第3回 Ubuntuの導入(アップデートと初期設定)

(2)コマンドに対するプロキシー設定

「wget」や「curl」など、インターネットにアクセスするコマンドに対してもプロキシーサーバーを設定しなくてはいけません。この設定には「http_proxy」「https_proxy」「ftp_proxy」「HTTP_PROXY」「HTTPS_PROXY」「FTP_PROXY」の環境変数を使います。具体的には、次の内容を「~/.bahrc」ファイルの末尾に追記します。こちらも「プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス」と「ポート番号」をシステム管理者に確認の上、書き換えます。

~/.bahrcファイルは、一般ユーザーでも書き換えられるので、

を実行してnanoエディタで開いてください。
~/.bashrcの「~」(チルダー)はユーザーのホームディレクトリーを表す記号です。.bahrcは「シェル」が起動するたびに読み込まれる設定ファイルです。シェルとは、コマンドを実行するためのソフトで、今操作しているのがシェルです。「端末」(tty)と呼ばれるソフト内で動いています。
ファイルを保存してエディタを閉じたら、書き込んだ環境変数を反映させるために、

を実行します。これで二つ目の設定も完了です。