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最終回 大切なデータを守る(ディレクトリーの暗号化)

インストール後に暗号化

インストール後に暗号化したいときもあるでしょう。Ubuntu Server 16.04 LTSのホームディレクトリーは「eCryptfs」(http://ecryptfs.org/)のソフトウエアで暗号化しています。同じようにeCryptfsを使います。
まずは、次のようにeCryptfsのユーティリティーをインストールします。

 「[sudo] taro のパスワード:」のように表示されたら、自分のパスワードを入力します。「続行しますか? [Y/n]」が表示されたら、[Enter]キーを押します。
 eCryptfsのユーティリティーをインストールしたので、

を実行して暗号化されたディレクトリーを作成します。「Enter your login passphrase [taro]:」のように表示されたら、自分のパスワードを入力します。「Enter your mount passphrase [leave blank to generate one]:」が表示されます。マウント時に別のパスワードを使いたければ、任意のパスワードを入力して[Enter]キーを押します。不要なら[Enter]キーを押してくあさい。パスワードを入力した場合、確認のために「Enter your mount passphrase (again):」が表示されます。同じパスワードを入力して[Enter]キーを押します。