シェルスクリプトマガジン

第7回 ファイルサーバーを作る(Samba)

Sambaをインストールする

Ubuntuでは、標準のパッケージとしてSambaが提供されています。そのため、次のコマンドでインストールできます。

「[sudo] ユーザー名のパスワード:」が表示されたら、ユーザーのパスワードを入力します。「続行しますか? [Y/n]」が表示されたら、[Enter]キーを押します。
これでSambaのインストール完了です。Sambaは主に、SMB(Server Message Block)やCIFS(Common Internet File System)のプロトコルでファイル共有機能を提供する「smbd」と、ホスト名(コンピューター名)でファイルサーバーにアクセスするためのネームサーバーとなる「nmbd」という二つのプログラムで構成されています。次のコマンドでそれらのプログラムの状態を確認してみると、どちらも「サービス」(常駐プログラム、デーモン)として稼働しています(図2)。

図2 smbdサービスの状態。緑色の「active(running)」が表示されていれば稼働中。[Q]キーを押すとプロンプトに戻る